
変態センセイの愛人
第9章 【After Story】変態センセイの恋人
「またそうやって年下扱いをして……」
「違うわ。男の嫉妬ってあまり見ないから可愛いなって。
これは愛しいって意味よ。この気持ちに年なんて関係ないと思うけど」
再びベッドに横になってから北大路さんのことを背後から抱きしめた。
「なるほど……。そうでしたか……」
「そうよ。それに創が年下だなんてもう気にしてないから。
私が年上だからババアに見られるのが怖いってくらいで」
「菜月……」
誤解を解くと北大路さんが私の方に体を向けてくる。
機嫌を治して欲しいから珍しく拗ねていた顔も可愛く思えたことは黙っておくことにした。
「だから、歳が違くても同じ立場だと思ってるわ。パソコンスクールに行った時は違うけどね」
「嬉しいです……。今まで菜月に話していなかったけど、隠していたことを言ってもいいですか?」
