
ショート・ショート
第1章 1.主従関係
あとすこし、
おかしくなりそう、
「ん、っつ、あぁ、い、いやっ、」
ピタリと彼の下が止まる。
彼が私を見ながら、微笑んだ。
「嫌、ね。」
いまさっききていた変な感覚が、急激にさめる。
なにが物足りない。
彼の指が私の乳輪をなぞる。
何回もなぞる。
たまに指がてっぺんにあたる。
私の乳首が大きくたっているのが分かる。
赤みを帯びたそれはジンジンと熱を帯びている。
「物足りなさそうな顔してる、」
「そんなこと、」
途中で言葉が止まる。
もっと、あとちょっと、
最後まで感じたかった、
あの感覚を、
でも、おかしくなりそうで怖い。
