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第1章 1.主従関係




「こっちにこい。」



彼に恐る恐る近づくと、腕を掴まれ、かれのほうへと引っ張られた。

彼のアレは私の顔の前へと近づいた。



「うっ、」



彼は私の頬を掴んで、口の中にアレを入れさせる。



「歯を立てるなよ。
舌で舐めろ。」



絶対に嫌だ。

顔を後ろに背けようとするが、彼は右手で私の頭を抑える。



「親、悲しませたくないだろ
拒否権なんてないんだよ。」



涙が自然とこぼれた。

なんでこんなやつに私を売ったの。
こんなこと言われた、歯向かえないよ。



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