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架空ストーリー

第1章 『Fleur mystique』

彼は開けた窓の前に椅子を持ってきて置くと、はにかんだ笑顔で手の平をその椅子へと向けた。


白いカーテンが揺れて緩やかに椅子の背をなでようとするが僅かに届かない。


私は窓を背にして椅子に座る。

まるで写真でも撮るみたい


彼が画材を準備している間
私は髪を整えた。


私を描いてくれるなんて
嬉しいけど
緊張のほうが多い


前もって言ってくれてたらもっとお洒落してきたのに

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