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架空ストーリー

第5章 『Toilette』

同時代であった清少納言のほうにはその名が出てこないのは気になるところではあるが


千年以上経った今でも人々を魅了する物語。


それを作った作者は実在したはず

はたしてどのような人物だったのか


もうはっきり言ってロマンである




「みなちゃーん」

あれに見えるは

四宮 瑞穂

外国人の母をもつハーフ
会ったことはないけど白人ではないことは確か
そうと言われなければハーフだとはわからない


「あとでお昼休みにCD返しに行くからさっ」

「うん」


どこか大人びてて落ち着いてて優しい



「あれ?
みずりん、あの感じだと教員用トイレに向かってない?」


「だね…」


「…グッドラック、みずりん」

さっちゃんは涙を拭う素振りを見せた。


「私はしのちゃんを信じるからね。さよならなんか言わないよ」







「こらぁぁぁー!!
四宮ぁぁぁ!」

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