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ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~

第3章 ~幼少期から中高生時代〜

「ねぇ トオルくんて 彼女…とか、いたりするのかな?」


掃除をしている最中に、
何気なくリョウちゃんに訊いたこともあった。


「彼女?……さぁ……?」


1年のとき、
トオルくんと同じクラスメートだったリョウちゃん。

一端、考え込んでいたんだけど…――

そのとき、何を勘違いしたのかアイツは…(怒



「好きになるのはいいけどぉ~… 
アイツだけは、本気(マジ)止めといた方がいいぜ。
すぐ女、クドくから」


はぁ~っ!
何、それ~!!


「あ、もしかして もうクドかれた?」


私は「そんなことない」って、
慌てて否定したけど。

まさか 本当にその後、
その言葉が現実になろうとしていたなんて
夢にも思わなかった。


身長も高くて、見た目もクールな感じのトオルくんの周りには、
いつの間にか彼のファンらしき女生徒らが取り囲んでいた。


容姿端麗で、
スポーツ万能。

学校の成績も上位の方
…だって、聞いた。


確かに、見た目は
ちょっとかっこいいと思うけどぉ~…

別に、トオルくんの彼女になりたくて訊いたわけじゃないのに。



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