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ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~

第3章 ~幼少期から中高生時代〜

次の授業のチャイムが鳴ったけど、リョウちゃんは
まだ戻ってこない。

先生が教室へ入ってきた。


「起立!」


クラス委員長の合図で、
クラス全員が一斉に立ち上がった。

それと同時に、リョウちゃんがスッと入ってきて
私の隣りの席へ。


「礼!」


委員長の合図で
クラスの生徒たちが、先生の方へ一斉にお辞儀をした。


「着席!」


ストン!と
席に着いたリョウちゃんは、走ってきたのか、
かなり息を切らしていた。


「どうしたのよ?」

「ハァ ハァ … 先生に呼び出されて……」


息を切らしながらも、
私の質問に答えてくれるリョウちゃん。


「…バスケ部に入らないか?って」


そっか。
体育の先生は、「バスケ部」の顧問も
やっていたんだっけ。


「あまりにもしつこいから、
次の授業があるからって、逃げてきた」

「そこ、静かに…!」


リョウちゃんが小声で話し出したとき、
先生が私たちの方を指差しで注意した。


また後で話、訊こうかな。



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