ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~
第3章 ~幼少期から中高生時代〜
ユウコもトオルくんも、
サオリの気持ちに気付いてるのかな?
そんなことをずっと考えていたら…――
余計に意識してしまって、今日は朝からリョウちゃんの顔を真面に見れなかった。
やがて、お昼休みに入ると…――
”中間テスト”の順位が廊下に張り出された。
リョウちゃんとトオルくんは、勉強でも競い合っているらしく、成績もトップクラスにいた。
「あー くそっ! あいつ また先、行きやがった~
この間までちょっとしか離れてなかったのに~!!」
後ろから、悔しそうに聞こえる声。
振り向くと、
トオルくんが”中間テスト”の順位を目で追っていた。
「アイツは、どういう勉強のやり方をしてるんだ……」
ブツブツと独り言のように呟くトオルくんが眺めていた先には、リョウちゃんの名前があった。
「すごいね、リョウちゃん。8位に入ってる…」
つい、正直に言ってしまって、
トオルくんを傷つけちゃったかな~って思い…――
「で でも、トオルくんだって… えっと…
15位に入ってるなんて、すごいじゃない~!」
…って、慌てて言い直したんだけど、遅かった。
「…サオリちゃんって、痛いとこ突くなぁ~」
軽く傷ついたみたいだ。
「ご、ごめんね…… トオルくん…」
「いいよ、いいよ。 別に、気にしてないから。
オレなら、大丈夫だよ。 それよりも……」
トオルくんは、いつもの優しい口調で応えてから。
すぐに、心配そうな表情に変わった。
サオリの気持ちに気付いてるのかな?
そんなことをずっと考えていたら…――
余計に意識してしまって、今日は朝からリョウちゃんの顔を真面に見れなかった。
やがて、お昼休みに入ると…――
”中間テスト”の順位が廊下に張り出された。
リョウちゃんとトオルくんは、勉強でも競い合っているらしく、成績もトップクラスにいた。
「あー くそっ! あいつ また先、行きやがった~
この間までちょっとしか離れてなかったのに~!!」
後ろから、悔しそうに聞こえる声。
振り向くと、
トオルくんが”中間テスト”の順位を目で追っていた。
「アイツは、どういう勉強のやり方をしてるんだ……」
ブツブツと独り言のように呟くトオルくんが眺めていた先には、リョウちゃんの名前があった。
「すごいね、リョウちゃん。8位に入ってる…」
つい、正直に言ってしまって、
トオルくんを傷つけちゃったかな~って思い…――
「で でも、トオルくんだって… えっと…
15位に入ってるなんて、すごいじゃない~!」
…って、慌てて言い直したんだけど、遅かった。
「…サオリちゃんって、痛いとこ突くなぁ~」
軽く傷ついたみたいだ。
「ご、ごめんね…… トオルくん…」
「いいよ、いいよ。 別に、気にしてないから。
オレなら、大丈夫だよ。 それよりも……」
トオルくんは、いつもの優しい口調で応えてから。
すぐに、心配そうな表情に変わった。