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ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~

第3章 ~幼少期から中高生時代〜

「サオリちゃんこそ、大丈夫?
今日、元気なかったよね? アイツと喋った?」


す、鋭い!


すぐに、
リョウちゃんのことを言っているのが分かった。


「昨日のバスケで、女子に異常にモテてたからなぁ~ あいつ…
サオリちゃんも、気をつけてね」

「え…? 何が?」

「”何が?”って
好きなんだろ? リョウのこと…」


って、トオルくんに言われて、ドキッとした。


何で、分かっちゃうんだろ…?
っていうことは…
もしかしてユウコも?

リョウちゃんは……?
気付いてないよね……?


頭の中でいろんなことを考えていたら、トオルくんが
私の心を見透かしているかのような口調で言った。


「早く告白しないと、他の誰かに取られちゃうぜ」


え…
誰かに……?


そういえば、昨日も
ユウコが、同じことを言ってたことを思い出した。


でも、もし
サオリが告白して、断られちゃったら…?
今の関係も崩れちゃうかもしれない……

そしたら、もう
”友達”にも戻れなくなっちゃうのかな?

そんなこと 怖くて言えないよぉ~




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