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ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~

第3章 ~幼少期から中高生時代〜

「書けた?
分からないことがあったら、教えてやるから」


そう言って、リョウちゃんはカバンの中から何かを取りだした。


何だろ…?
手紙みたいだけど、ラブレターかな…?

ちょっとだけ、覗いてみたい気もするけどぉ~


リョウちゃんは、ラブレターを読み始めた。


何て、書いてあるんだろう?
隣で読まれると、気になって仕方がない。


「何だよ。見んなよ~」


リョウちゃんは、私の視線に感づいて
隠すように背中を向けた。


「それ、もしかして
全部女の子たちからもらったもの?」


図星だったのか、突然声をかけられて
リョウちゃんは、一瞬…ビクッて肩を震わせる。


「そうだよ。だったら、何っ…?」


怖っ!
何か、機嫌悪そうだけど……??


「あれ、取って」

「え… どれ?」


分からなくて、躊躇してたら…
リョウちゃんの手がスッと伸びてきた。

一瞬、お互いの手が触れあってドキドキした。


狭い空間に、二人きり…―
つい、意識してしまう。


そのとき、突然
リョウちゃんの手が、私の頭に触れた。


「お前、大丈夫?
熱でもあるんじゃねぇ?」


赤い顔して俯く私を
心配そうな表情で、下から覗き込むリョウちゃん。


そんなにマジマジと見られちゃうと、余計に顔が見れなくなっちゃうよぉ~




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