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ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~

第3章 ~幼少期から中高生時代〜

狭い空間に、二人きり…――



…のはずなんだけど……。


気のせいか、視線を感じる。


次の瞬間、
何か柔らかい物体が私の膝元でスリスリしてきた。


「ひゃっ!」

「こらっ! チビ。 どこ行ったかと思ったらお前は。
こんなとこにいたのか〜」


え…??
チビ?


リョウちゃんが、その物体を撮み出すと…―
目の前に、猫ちゃんが現れた。


か、可愛い~


「どうしたの? …それ」

「あぁ 去年、道端に捨てられてたから拾って連れて帰った」

「でも、確かアパートって、ペット飼うの禁止だったよね?」

「そうだよ。だから、大家さんには内緒でここに置いてる」


あ …そう。
でも、名前が「チビ」って…。


リョウちゃん言わく。

「拾った当初は、小ちゃかったから“チビ“って付けた」
なんて言ってたけど、出逢ったときには、「チビ」だと思えないくらい成長していた。


ふふっ 何か可笑しい…
ホント 単純なんだから〜


リョウちゃんと居ると、何だかいつも…
ホッコリする。


いつの間にか、緊張モードも抜けていた。




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