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ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~

第3章 ~幼少期から中高生時代〜

明日からは夏休み。
今日は、ユウコのお宅へお邪魔することになった。

それにしても、大きなお屋敷。

まるで、一流俳優が演じている『映画』か『ドラマ』のワンシーンを観ているみたいだ。

トオルくんは、かなり緊張して私に話しかけてきた。


「すげぇな…
オレ こんな広い屋敷 初めて見たぜ…」

「う、うん…」



あまりにも凄すぎて、言葉が出なかった。


それとは対照的に、リョウちゃんは、屋敷内をキョロキョロ見回して、高価なものがいっぱい置いてあるのに壊さないかヒヤヒヤ。


「コバヤシ…? そこはもういいから。
この子たちを部屋に案内してあげて」

「かしこまりました。お嬢様」


すご…!
大人の男の人を呼び捨て……?

いつも、学校で見ているユウコとは大違い。

ユウコは、私たちを残して別の部屋へ入っていった。


「オレ 夢でも見ているみたいだぜ。
ホントに、あのユウコかよ。
本気(マジ)で もう、あいつとは
普通に喋れなくなるかも……?」


トオルくんは、目の前のユウコと
初めて出逢ったかのような堅い表情をしている。

私は、初めてユウコの偉大さを感じた。



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