ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~
第4章 ~中高生時代から大人時代~
翌日から、毎日リョウちゃんの病院へ通った。
家にまた戻るの面倒くさいから、学校の教科書と一緒に「アルバム」も持って行った。
病室では、リョウちゃんと一緒に居られなかった5年間の空白を埋めるように…私たちはいろんな話をした。
リョウちゃんは、相槌を打ちながら、私の話を楽しそうな表情で聞いていた。
その様子が嬉しくて、身を乗り出したとき、ふわっとお尻に触れられた感触があった。
え・・・?
今・・・ お尻 触った?
ビクッて、緊張感が走ったとき、リョウちゃんは私の様子を見て、何だか腑に落ちない顔をした。
「あ・・・ ごめん・・・・・・」
「う・・・ うん」
そのとき、病室のドアが開いたかと思うと、トオルくんが立っていた。そして、何か誤解をしたのか、すぐにドアを閉めた。
今の トオルくん・・・だったよね?
完全に、誤解されちゃった・・・よね?
しばらくの間 気まずい雰囲気が続く。
その沈黙を破ったのは、リョウちゃんの一声だった。
「その『リョウちゃん』ての…何なの?
男なのに、”ちゃん”付けっておかしくね?」
「え・・・? えっと・・───」
返答に迷っていると、リョウちゃんは気を遣ったのか、
「あ、別にいいよ。慣れてる呼び方がいいよね」
って、言ってくれた。
そのとき、病室の外から話し声が聞こえてきたかと思うと、怒りくるった顔をしたユウコと罰の悪そうな顔をしたトオルくんが入ってきた。
「サオリ!聞いてよっ! こいつ、今そこで 若い”ナース”をナンパしてたんだから~」
家にまた戻るの面倒くさいから、学校の教科書と一緒に「アルバム」も持って行った。
病室では、リョウちゃんと一緒に居られなかった5年間の空白を埋めるように…私たちはいろんな話をした。
リョウちゃんは、相槌を打ちながら、私の話を楽しそうな表情で聞いていた。
その様子が嬉しくて、身を乗り出したとき、ふわっとお尻に触れられた感触があった。
え・・・?
今・・・ お尻 触った?
ビクッて、緊張感が走ったとき、リョウちゃんは私の様子を見て、何だか腑に落ちない顔をした。
「あ・・・ ごめん・・・・・・」
「う・・・ うん」
そのとき、病室のドアが開いたかと思うと、トオルくんが立っていた。そして、何か誤解をしたのか、すぐにドアを閉めた。
今の トオルくん・・・だったよね?
完全に、誤解されちゃった・・・よね?
しばらくの間 気まずい雰囲気が続く。
その沈黙を破ったのは、リョウちゃんの一声だった。
「その『リョウちゃん』ての…何なの?
男なのに、”ちゃん”付けっておかしくね?」
「え・・・? えっと・・───」
返答に迷っていると、リョウちゃんは気を遣ったのか、
「あ、別にいいよ。慣れてる呼び方がいいよね」
って、言ってくれた。
そのとき、病室の外から話し声が聞こえてきたかと思うと、怒りくるった顔をしたユウコと罰の悪そうな顔をしたトオルくんが入ってきた。
「サオリ!聞いてよっ! こいつ、今そこで 若い”ナース”をナンパしてたんだから~」