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ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~

第4章 ~中高生時代から大人時代~

【中村 徹】side…

暇になっちゃったな。
あの二人 いい感じだったし、いま戻ったら雰囲気壊しちゃうかも・・・・・・
さて、どうしようか。


見渡すと、オレの目の前に献身的に働く一人の“ナース”がいた。


そうだ!
どーせ ヒマだし。
暇つぶしに、ちょっとだけ・・・


「すみません…」

オレは、具合が悪そうなフリをして声をかけた。

「はい?どうかされました?」

やっぱ、”白衣の天使”だなぁ~
オレの体を気遣ってくれてる・・・(笑

「あ、いや…
お姉さんがあまりにも綺麗だから、つい声をかけたくなっちゃって……」

「え〜 そんな… ♡ 君、高校生?
口が上手いのね」

「やだなぁ。 ボク、”ウソ”がつけないから正直に言っちゃうんですよ」

「またまた~♡ 誰にでも言ってるんでしょ?」

「まさかぁ お姉さんだけですよ。お姉さん、美人だから~♡」


って、いつものように口説いていた。


「トオル~ 何 してんの〜?」

「げっ! ユ、ユウコ……」


まずいっ!
一番見られたくない女に見られてしまったぜ。


「待ちなさいっ!」

**********************


「…と、いうわけ」


ユウコが、今まで起きたことを一部始終話しているとき、リョウちゃんは何やら考え込んでいた。


「リョウちゃん。どうしたの?」

「えっと… 君は……?」

「ユウコよ!」

「ああ、そうだ。ユウコ…」

「サオリの名前はすぐに覚えるのに、あたしは覚えていないってどういうことなのかしら?」

「トオルが『サオリちゃん』って何度も言うから、もう覚えちゃったよ」



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