ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~
第4章 ~中高生時代から大人時代~
「…ね 何か気付かない?」
「いや、別に。普通だけど?」
「ほらっ! お箸の持ち方とか、お蕎麦の食べ方とか〜」
「全然、気にならないけど。自分が好きなように食べたら良いんじゃない?」
「だって、いつもだったら必ず、突っかかってくるのに」
もぅ・・・
何か 調子、狂っちゃうな・・・・・・
「サオリちゃんって、”そいつ”のこと好きなんだ」
「え?」
「もっと話、聴かせてよ。”そいつ”の・・・ってか、オレの話?」
「ぅ、うん、いいけど・・・・・・」
私は、ペラペラと今まで積もり積もりに溜まっていたリョウちゃんへの鬱憤(うっぷん)を話し始めた。
「リョウちゃんったらね、平気でいつも酷いこと言うのよ!この前なんか、店員さんのフリをしてサオリのこと騙そうとしたのよ!お箸の持ち方が変だとか、”蕎麦”食うの下手くそとか~」
「へぇ ははっ(笑
そいつは、ちょっと酷いな・・・」
サオリの話を楽しそうに聴いていた。
「あ、それ オレが言ったことか」
しばらく考えてリョウちゃんは、あまり実感が湧かなかったらしくフッと笑った。
「何か、可笑しいよね。自分のことなのに、他人の話を聴いているみたいでさ」
あ・・・
ホントだ
今 サオリの目の前にいるのは、確かにリョウちゃんのはずなのに……
まるで……
全く違う人に、リョウちゃんの話をしているみたいだった。
それからは、リョウちゃんと過ごした日常をたくさん話した。もしかしたら、何か思い出すきっかけになるかも・・・・・・
そう信じて・・────
「いや、別に。普通だけど?」
「ほらっ! お箸の持ち方とか、お蕎麦の食べ方とか〜」
「全然、気にならないけど。自分が好きなように食べたら良いんじゃない?」
「だって、いつもだったら必ず、突っかかってくるのに」
もぅ・・・
何か 調子、狂っちゃうな・・・・・・
「サオリちゃんって、”そいつ”のこと好きなんだ」
「え?」
「もっと話、聴かせてよ。”そいつ”の・・・ってか、オレの話?」
「ぅ、うん、いいけど・・・・・・」
私は、ペラペラと今まで積もり積もりに溜まっていたリョウちゃんへの鬱憤(うっぷん)を話し始めた。
「リョウちゃんったらね、平気でいつも酷いこと言うのよ!この前なんか、店員さんのフリをしてサオリのこと騙そうとしたのよ!お箸の持ち方が変だとか、”蕎麦”食うの下手くそとか~」
「へぇ ははっ(笑
そいつは、ちょっと酷いな・・・」
サオリの話を楽しそうに聴いていた。
「あ、それ オレが言ったことか」
しばらく考えてリョウちゃんは、あまり実感が湧かなかったらしくフッと笑った。
「何か、可笑しいよね。自分のことなのに、他人の話を聴いているみたいでさ」
あ・・・
ホントだ
今 サオリの目の前にいるのは、確かにリョウちゃんのはずなのに……
まるで……
全く違う人に、リョウちゃんの話をしているみたいだった。
それからは、リョウちゃんと過ごした日常をたくさん話した。もしかしたら、何か思い出すきっかけになるかも・・・・・・
そう信じて・・────