ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~
第4章 ~中高生時代から大人時代~
「ううん。サオリも、はっきり言わなかったから・・・」
リョウちゃんが急に優しくなったのって、トオルくんの影響だったの?
じゃぁ、本心じゃなかったんだ。
そう思っていた。でも‥――
「でも、まぁ… これで、良い切っ掛けになったかな。
オレ、サオリちゃんのこと・・・どうやら本気(まじ)『好き』になったみたいだ。これを機会にさ、オレたちマジで付き合わない?」
突然、リョウちゃんがサオリに告ってきた。
少し前までの彼だったら、こんなこと言わなかっただろう。
「で、でも‥ リョウちゃんの記憶、まだ戻ってないし・・・・・・」
サオリは戸惑いながらも、返事に迷っていた。
「う~ん そっか」
しばらく考え込んでいたリョウちゃんが、まさかこんなこと”絶対に”言うはずがないってそう思い込んでいた。
「オレさ、別に・・・記憶が元通りに戻らなくてもいいと思ってる。サオリちゃんさえいてくれれば・・・」
え・・・
何、言ってるの・・・・・・?
サオリが言葉を発する前に、リョウちゃんは続けて喋り出す。
「また二人で、新しい思い出を作ってけばいいじゃん」
新しい思い出・・・・・・?
今までの思い出も記憶も全部なかったことにするってこと?
嫌(や)だ。そんなの絶対に嫌(いや)っっ!
「もう、いっその事・・・過去なんか忘れてさ、新しい思い出を二人で作ってこうよ。ねっ!」
リョウちゃんは、サオリの気持ちなんか、「もうどうでもいい」みたいな言い回しをした。
どうして、そういう言い方をするの?
気付いたら、リョウちゃんの頬を思いっきり引っぱたいていた。
「サオリちゃん・・・?」
リョウちゃんが急に優しくなったのって、トオルくんの影響だったの?
じゃぁ、本心じゃなかったんだ。
そう思っていた。でも‥――
「でも、まぁ… これで、良い切っ掛けになったかな。
オレ、サオリちゃんのこと・・・どうやら本気(まじ)『好き』になったみたいだ。これを機会にさ、オレたちマジで付き合わない?」
突然、リョウちゃんがサオリに告ってきた。
少し前までの彼だったら、こんなこと言わなかっただろう。
「で、でも‥ リョウちゃんの記憶、まだ戻ってないし・・・・・・」
サオリは戸惑いながらも、返事に迷っていた。
「う~ん そっか」
しばらく考え込んでいたリョウちゃんが、まさかこんなこと”絶対に”言うはずがないってそう思い込んでいた。
「オレさ、別に・・・記憶が元通りに戻らなくてもいいと思ってる。サオリちゃんさえいてくれれば・・・」
え・・・
何、言ってるの・・・・・・?
サオリが言葉を発する前に、リョウちゃんは続けて喋り出す。
「また二人で、新しい思い出を作ってけばいいじゃん」
新しい思い出・・・・・・?
今までの思い出も記憶も全部なかったことにするってこと?
嫌(や)だ。そんなの絶対に嫌(いや)っっ!
「もう、いっその事・・・過去なんか忘れてさ、新しい思い出を二人で作ってこうよ。ねっ!」
リョウちゃんは、サオリの気持ちなんか、「もうどうでもいい」みたいな言い回しをした。
どうして、そういう言い方をするの?
気付いたら、リョウちゃんの頬を思いっきり引っぱたいていた。
「サオリちゃん・・・?」