ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~
第4章 ~中高生時代から大人時代~
・・―――ここからは、リョウの回想
入院中の病棟にて・・・
【仲田 亮】 side…
「泣いたり気絶したりしたかと思ったら、今度はこんなもの持ってきた。何なの?あの子・・・」
オレは、さっきまでいた女の子のことをちょうどオレの見舞いに寄ったトオルに話していた。
「何、言ってんだ?・・・お前」
トオルはオレが言ったことに驚いた顔をして、当然の如くオレに言った。
「お前とあの子は、”恋人同士”じゃないか」
「あの子がオレの?」
なかなかピンと来ないが、オレの親友だと言っているトオルが言うんだから、多分そうなのだろう。
「そうだよ。だから、こうやって一生懸命にお前のこと看ようとしてるんだよ。あの子にはもっと、優しくしてあげないとダメだよ」
「そうか。分かった。今度来たときは、優しく接してみるよ」
優しく接してみる‥―――
そう思っていたのに、オレは・・・
またあの子を泣かせちゃった・・・・・・
リョウちゃんったら、何で”あんなこと”言っちゃうのよ……
そのころサオリは、泣きながら歩いていた。
さっき、教室を飛び出したとき、トオルくんと鉢合わせしたけど・・・多分、見られちゃったよね。
リョウちゃんを引っぱたいたとき、涙が出て止まらなかった。
今度こそ、ホントにもう、嫌われちゃったかも……?
ちょうどその時、背後に人影が見えた(?)かと思ったら、いきなり口を塞がれた。
何やら甘い匂いを嗅がされ、サオリは気を失った。
(それから後のことは、全く記憶がない・・―――)
入院中の病棟にて・・・
【仲田 亮】 side…
「泣いたり気絶したりしたかと思ったら、今度はこんなもの持ってきた。何なの?あの子・・・」
オレは、さっきまでいた女の子のことをちょうどオレの見舞いに寄ったトオルに話していた。
「何、言ってんだ?・・・お前」
トオルはオレが言ったことに驚いた顔をして、当然の如くオレに言った。
「お前とあの子は、”恋人同士”じゃないか」
「あの子がオレの?」
なかなかピンと来ないが、オレの親友だと言っているトオルが言うんだから、多分そうなのだろう。
「そうだよ。だから、こうやって一生懸命にお前のこと看ようとしてるんだよ。あの子にはもっと、優しくしてあげないとダメだよ」
「そうか。分かった。今度来たときは、優しく接してみるよ」
優しく接してみる‥―――
そう思っていたのに、オレは・・・
またあの子を泣かせちゃった・・・・・・
リョウちゃんったら、何で”あんなこと”言っちゃうのよ……
そのころサオリは、泣きながら歩いていた。
さっき、教室を飛び出したとき、トオルくんと鉢合わせしたけど・・・多分、見られちゃったよね。
リョウちゃんを引っぱたいたとき、涙が出て止まらなかった。
今度こそ、ホントにもう、嫌われちゃったかも……?
ちょうどその時、背後に人影が見えた(?)かと思ったら、いきなり口を塞がれた。
何やら甘い匂いを嗅がされ、サオリは気を失った。
(それから後のことは、全く記憶がない・・―――)