
take a breather
第1章 Now or Never
5分くらい待つと翔くんが二人を連れて戻ってきた。
「ごめんね、待たせて」
「ううん、全然大丈夫」
「ふたりも一緒にお茶していいかな?」
「もちろんだよ」
翔くんが俺の隣に座ると、向かいの席に二人が座った。
「あのね、智くん。この二人は俺の幼馴染で、今も同じ大学に通ってるの。
こっちがカズ…」
翔くんの前に座った色白で俺と同じくらいの体型の『カズ』が軽く頭を下げた。
「カズ、名前くらい言いなよ。
はじめまして、相葉雅紀です。
で、こっちは二宮和也。よろしくね」
俺の前に座った『雅紀』が爽やかな笑顔で挨拶をした。
「大野智です。よろしく」
「で?その大野さんは翔ちゃんとどういう関係?
翔ちゃんから大野さんの話聞いた事ないんだけど」
若干俺に敵意があるのか?
カズは雅紀と違ってニコリともしない。
「ほら、お正月にみっちゃんのお店の手伝いに行くって言ってたでしょ?」
「うん。だから今年は初詣一緒に行けないって」
「そのお店にね、智くんがお客さんで来て、それで仲良くなったんだ」
「お客さん?たまたまお店に来たお客さんと待ち合わせまでして会うような親しい仲になったの?
あの慎重派な翔ちゃんが?」
カズくんは信じられない、とでも言いたそうな顔。
「うん。だって、話したら凄く気が合ったんだもん」
「ごめんね、待たせて」
「ううん、全然大丈夫」
「ふたりも一緒にお茶していいかな?」
「もちろんだよ」
翔くんが俺の隣に座ると、向かいの席に二人が座った。
「あのね、智くん。この二人は俺の幼馴染で、今も同じ大学に通ってるの。
こっちがカズ…」
翔くんの前に座った色白で俺と同じくらいの体型の『カズ』が軽く頭を下げた。
「カズ、名前くらい言いなよ。
はじめまして、相葉雅紀です。
で、こっちは二宮和也。よろしくね」
俺の前に座った『雅紀』が爽やかな笑顔で挨拶をした。
「大野智です。よろしく」
「で?その大野さんは翔ちゃんとどういう関係?
翔ちゃんから大野さんの話聞いた事ないんだけど」
若干俺に敵意があるのか?
カズは雅紀と違ってニコリともしない。
「ほら、お正月にみっちゃんのお店の手伝いに行くって言ってたでしょ?」
「うん。だから今年は初詣一緒に行けないって」
「そのお店にね、智くんがお客さんで来て、それで仲良くなったんだ」
「お客さん?たまたまお店に来たお客さんと待ち合わせまでして会うような親しい仲になったの?
あの慎重派な翔ちゃんが?」
カズくんは信じられない、とでも言いたそうな顔。
「うん。だって、話したら凄く気が合ったんだもん」
