
take a breather
第1章 Now or Never
「誰からの誘いも乗らなかったのにねぇ」
カズくんとは違ってこちらはニヤニヤ。
「どこが良かったの?この人の」
ジロジロと品定めするかのようなカズくんの視線。
「カズ、失礼だよ」
「だって心配なんだもん…
まぁくんだって心配だって言ってたじゃん」
「そりゃね、相手見るまでは心配だったけど。
でも大野さん、悪い人じゃなさそうだし。
だからカズもそんな顔しないの。
翔ちゃんだってカズにそんな顔されたら哀しむよ?やっと出来た恋人なのに」
「えっ!雅紀なんで?」
翔くんが驚きの声を上げる。
「ん?どうしたの?」
雅紀がキョトンとした表情で翔くんを見た。
「今、恋人って…」
「あ〜、だってそうでしょ?
だからカズがすんごい心配してたんだよ?
『あれは絶対恋してる顔だ』って。
それなのに翔ちゃんが何も話してくれないから、悪いヤツに引っかかったんじゃないかってさ」
「ごめん…カズ。
ずっと黙ってるつもりはなかったんだ。
二人にはちゃんと話さなきゃって、思ってはいたんだけど…」
翔くんが申し訳なさそうな顔でカズくんを見るとカズくんは俯いたまま。
「翔ちゃん、大丈夫だよ。
カズはちょっと寂しいだけだから。
いつも一緒にいた翔ちゃんが離れちゃったみたいでさ」
カズくんとは違ってこちらはニヤニヤ。
「どこが良かったの?この人の」
ジロジロと品定めするかのようなカズくんの視線。
「カズ、失礼だよ」
「だって心配なんだもん…
まぁくんだって心配だって言ってたじゃん」
「そりゃね、相手見るまでは心配だったけど。
でも大野さん、悪い人じゃなさそうだし。
だからカズもそんな顔しないの。
翔ちゃんだってカズにそんな顔されたら哀しむよ?やっと出来た恋人なのに」
「えっ!雅紀なんで?」
翔くんが驚きの声を上げる。
「ん?どうしたの?」
雅紀がキョトンとした表情で翔くんを見た。
「今、恋人って…」
「あ〜、だってそうでしょ?
だからカズがすんごい心配してたんだよ?
『あれは絶対恋してる顔だ』って。
それなのに翔ちゃんが何も話してくれないから、悪いヤツに引っかかったんじゃないかってさ」
「ごめん…カズ。
ずっと黙ってるつもりはなかったんだ。
二人にはちゃんと話さなきゃって、思ってはいたんだけど…」
翔くんが申し訳なさそうな顔でカズくんを見るとカズくんは俯いたまま。
「翔ちゃん、大丈夫だよ。
カズはちょっと寂しいだけだから。
いつも一緒にいた翔ちゃんが離れちゃったみたいでさ」
