
take a breather
第1章 Now or Never
「だって…遊びに誘ったのに『ごめん、他に用がある』って満面の笑みだよ?
あんな嬉しそうな顔して俺の誘い断るなんて初めてされた。
断るときはいつも残念そうにしてたのに…」
「カズ…」
「しょうがないでしょ?好きな人が出来たんだから幸せなのは当たり前のことだよ?
それともなに?カズは翔ちゃんが幸せになるの嫌なの?自分は幸せなのに」
雅紀がそう言うと、ハッとしたように雅紀を見た。
「そんなことないよっ!翔ちゃんにも幸せになって欲しい」
「だったら喜んであげるべきでしょ?」
「うん…ごめん…まぁくん」
「謝るのは俺にじゃないよね?」
雅紀に諭されたカズくんは翔くんと俺の方に向き直り、頭を下げた。
「翔ちゃん、大野さん、ごめんなさい。
急に翔ちゃんが変わっちゃったから、なんか寂しくて…
今まではカッコいい翔ちゃんだったのに、可愛くなっちゃうし…
俺たちの翔ちゃんじゃなくなったみたいで…」
「ううん…俺こそごめん。
いつも一緒にいたのに、肝心なこと話せなくて。
智くんに相談しないで、付き合ってるってこと誰かに話していいかわからなかったんだよ。
男同士だから、智くんが誰にも言いたくないって思ってるかも知れないし、まだそこまでの話したことなかったから」
そんな風に考えてたんだ。
俺はテーブルの下で翔くんの手を握ると、翔くんは俺の方を見た。
「俺は大丈夫だよ?翔くんが話したいと思った人には話していいからね?」
「ほんとに?迷惑じゃない?」
「全然。こんな素敵な人とお付き合いしてるのになんで迷惑なの?」
「ありがとう、智くん」
翔くんは嬉しそうに微笑んだ。
あんな嬉しそうな顔して俺の誘い断るなんて初めてされた。
断るときはいつも残念そうにしてたのに…」
「カズ…」
「しょうがないでしょ?好きな人が出来たんだから幸せなのは当たり前のことだよ?
それともなに?カズは翔ちゃんが幸せになるの嫌なの?自分は幸せなのに」
雅紀がそう言うと、ハッとしたように雅紀を見た。
「そんなことないよっ!翔ちゃんにも幸せになって欲しい」
「だったら喜んであげるべきでしょ?」
「うん…ごめん…まぁくん」
「謝るのは俺にじゃないよね?」
雅紀に諭されたカズくんは翔くんと俺の方に向き直り、頭を下げた。
「翔ちゃん、大野さん、ごめんなさい。
急に翔ちゃんが変わっちゃったから、なんか寂しくて…
今まではカッコいい翔ちゃんだったのに、可愛くなっちゃうし…
俺たちの翔ちゃんじゃなくなったみたいで…」
「ううん…俺こそごめん。
いつも一緒にいたのに、肝心なこと話せなくて。
智くんに相談しないで、付き合ってるってこと誰かに話していいかわからなかったんだよ。
男同士だから、智くんが誰にも言いたくないって思ってるかも知れないし、まだそこまでの話したことなかったから」
そんな風に考えてたんだ。
俺はテーブルの下で翔くんの手を握ると、翔くんは俺の方を見た。
「俺は大丈夫だよ?翔くんが話したいと思った人には話していいからね?」
「ほんとに?迷惑じゃない?」
「全然。こんな素敵な人とお付き合いしてるのになんで迷惑なの?」
「ありがとう、智くん」
翔くんは嬉しそうに微笑んだ。
