
take a breather
第1章 Now or Never
『だからね、俺とカズも毎年勝手に選んで勝手に贈ってる。
それでも翔ちゃんは喜んで受け取ってくれるよ?』
「そっか…でも何にも情報がないからさ、選びようもないんだよな。
雅紀とカズくんはどんな物あげてるの?」
『俺はね、今年はパジャマ』
「パジャマ?」
『そ。去年、俺の誕生日に翔ちゃんがパジャマくれたんだ。
それがすんっごい着心地が良くて、翔ちゃんに『翔ちゃんもこれ着てるの?』って聞いたら、『自分には買わないよ。プレゼントだから買ったんだ』って言ったの。
本当に着心地いいからさ、それプレゼントする』
「なるほどね。カズくんは?何か聞いてる?」
『あ~、カズは毎年迷彩括りしてる』
「迷彩括り?」
『うん。あまりにも翔ちゃんが欲しいものは言わないから、何年か前にふざけて迷彩柄の帽子あげたの。
でも、翔ちゃんがそれ被ったら意外とイケてて。
それから毎年迷彩柄の物探して贈ってる。
翔ちゃんも楽しみにしてる所あってさ、去年、カズがサングラス贈ったら迷彩柄じゃなくて、がっかりしてたの。
そしたらカズが『サングラスのつる見て』って。
翔ちゃんが開いて見たらつるの内側の部分が迷彩柄になってて、三人で大笑いした』
「へぇ~、なんか意外だな。翔くんと迷彩柄」
『本人が選んでる訳じゃないから。翔ちゃんが持ってる迷彩柄は全部カズがプレゼントした物だよ』
「だとしたら俺が迷彩柄をあげちゃ駄目だな。
カズくんに怒られる」
『だろうね』
それでも翔ちゃんは喜んで受け取ってくれるよ?』
「そっか…でも何にも情報がないからさ、選びようもないんだよな。
雅紀とカズくんはどんな物あげてるの?」
『俺はね、今年はパジャマ』
「パジャマ?」
『そ。去年、俺の誕生日に翔ちゃんがパジャマくれたんだ。
それがすんっごい着心地が良くて、翔ちゃんに『翔ちゃんもこれ着てるの?』って聞いたら、『自分には買わないよ。プレゼントだから買ったんだ』って言ったの。
本当に着心地いいからさ、それプレゼントする』
「なるほどね。カズくんは?何か聞いてる?」
『あ~、カズは毎年迷彩括りしてる』
「迷彩括り?」
『うん。あまりにも翔ちゃんが欲しいものは言わないから、何年か前にふざけて迷彩柄の帽子あげたの。
でも、翔ちゃんがそれ被ったら意外とイケてて。
それから毎年迷彩柄の物探して贈ってる。
翔ちゃんも楽しみにしてる所あってさ、去年、カズがサングラス贈ったら迷彩柄じゃなくて、がっかりしてたの。
そしたらカズが『サングラスのつる見て』って。
翔ちゃんが開いて見たらつるの内側の部分が迷彩柄になってて、三人で大笑いした』
「へぇ~、なんか意外だな。翔くんと迷彩柄」
『本人が選んでる訳じゃないから。翔ちゃんが持ってる迷彩柄は全部カズがプレゼントした物だよ』
「だとしたら俺が迷彩柄をあげちゃ駄目だな。
カズくんに怒られる」
『だろうね』
