
take a breather
第12章 Step and Go
「大野さんもさぁ
いい加減な気持ちでショウにちょっかい出さないでよね」
「ちょっかいなんて出してないだろ
まだ一度しか会えてないんだし」
カズが疑わしそうに俺を見る
「出そうとしてるでしょ…
10日連続でここに来てるんだから」
そう思われるのも無理はない…
あの日以来、店休日以外は毎日ここに来るようになった
「手を出すとかじゃねぇよ
ちょっと様子が見たいだけで…」
「なんでそんな事する必要があんの?
一晩限りの仲なんだから気にする必要ないでしょ
ショウもそれを望んでるんだから」
「望んでる?」
マサキがちょっと困ったような顔で微笑んだ
「ショウに男性を紹介するにはある程度の条件が必要なんです」
「なに、条件って」
「一夜限りで関係を終わらせられる人…
関係を持つことを遊びとして捉えられる人…
早い話が愛情を持たずに体だけの関係を持てる人、です」
「それで俺を紹介したの?」
「えぇ…正直に言わせてもらうとそうですね
大野さんを見ていて恋愛には不向きな人なのかと
人に興味を持たないと言うか…
まさかストーカーのように毎晩ここに来るようになるとは思ってもみませんでした」
「誰がストーカーだ
しかも凄い言われようだな…人に興味を持たないなんて」
「だってそうじゃん…
少なくとも捨てられた女、3人は知ってるよ」
「捨てられたのは俺だろ…
別れを切り出してきたのは全員向こうだぞ?」
「わかってないねぇ…
大野さんに愛がないから別れを告げられるんだろ?
それって向こうにしてみれば捨てられてるのも同然なんだよ」
カズに呆れたように言われ返す言葉がない
いい加減な気持ちでショウにちょっかい出さないでよね」
「ちょっかいなんて出してないだろ
まだ一度しか会えてないんだし」
カズが疑わしそうに俺を見る
「出そうとしてるでしょ…
10日連続でここに来てるんだから」
そう思われるのも無理はない…
あの日以来、店休日以外は毎日ここに来るようになった
「手を出すとかじゃねぇよ
ちょっと様子が見たいだけで…」
「なんでそんな事する必要があんの?
一晩限りの仲なんだから気にする必要ないでしょ
ショウもそれを望んでるんだから」
「望んでる?」
マサキがちょっと困ったような顔で微笑んだ
「ショウに男性を紹介するにはある程度の条件が必要なんです」
「なに、条件って」
「一夜限りで関係を終わらせられる人…
関係を持つことを遊びとして捉えられる人…
早い話が愛情を持たずに体だけの関係を持てる人、です」
「それで俺を紹介したの?」
「えぇ…正直に言わせてもらうとそうですね
大野さんを見ていて恋愛には不向きな人なのかと
人に興味を持たないと言うか…
まさかストーカーのように毎晩ここに来るようになるとは思ってもみませんでした」
「誰がストーカーだ
しかも凄い言われようだな…人に興味を持たないなんて」
「だってそうじゃん…
少なくとも捨てられた女、3人は知ってるよ」
「捨てられたのは俺だろ…
別れを切り出してきたのは全員向こうだぞ?」
「わかってないねぇ…
大野さんに愛がないから別れを告げられるんだろ?
それって向こうにしてみれば捨てられてるのも同然なんだよ」
カズに呆れたように言われ返す言葉がない
