テキストサイズ

北アルプスの少女と廃寺

第3章 サクラが立った!

「おおーい
大丈夫かーー」

「柳さーん
その人だあれ?」



「あの人たちはここに住んでいる人たちだよ」



「この子はサクラさん。
もみじちゃんより少しお姉さんかな?
廃人たちに追われてたんだって」


「こんにちは。サクラです」


「おおお
めんこいの〜
わしはおじい。
おじいさんと呼んでくれ」


「私はもみじです。どうぞよろしく」


「こちらこそよろしく。
可愛らしいお嬢さんね」


「えへへ」


「なんでもサクラさんの住む町が廃人たちに襲われているらしくて」


「なに!廃人じゃと?
奴らが現れたのか!」


「僕さっき言いましたよ。追われてたって」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ