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北アルプスの少女と廃寺

第3章 サクラが立った!

「ぐへへへへ」
「ここらへんに逃げてきたはずなんだがな〜?」
「おい見ろ!」






「おじいさん
何かご存じなのですか?」


「うむ
あれはそう
3年前のことじゃ
窓際に追いやられたサラリーマンが廃人になり果て…うっ
なんじゃこのニオイは!」


「しまった!
私を追ってきた廃人どもですわっ!
まさかここにまでやって来るなんて!」


「なんなのコレ
目がかゆいよ〜
のどが痛いよ〜」


「なんて恐ろしいんだ!目や喉にまでくる臭さ!」



「私が駆逐してやる!」


「ゴホッゴホッ
顔に似合わず危ないこと言う子だなー」


「いいえ!
躾に一番効くのは痛みなのです!」


「どっかの兵長みたいなこと言いだしたーー!」

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