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北アルプスの少女と廃寺

第3章 サクラが立った!

「おうーい!
これを使うんじゃーー!」


「サクラさーーん!それを使うんだーー!」


「サクラーー!
あれを使うのよーー!」


「あくまでも安全な場所からの応援かーー!少しは踏み出せやーー!」



「ぐへへへ」
「なんだなんだ?」
「車イスじゃねーか」
「あの娘もう立ってられねーんだとよー」
「うらやましいこったぜ、なあ?俺も座って休みてーぜ」
「ひゃはははは」



「くっ
おのれ廃人ども!今にみているがいいわ!」

「えー…っと
これエンジンがかかっているの?
ドルンドルンいってるわ」

「よっこらしょ」







「ぐへへ…へ?」
「なんだなんだ?あの車イス走り出したぞ!」
「こっちに向かって来るぞ!」
「よけろ!」
「ぎゃあああ!」
「ひかれたー!」



「この車イス凄いわ!これなら奴らを駆逐できる!」

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