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短編集?

第1章 穴ニー

「うん、ありがとう。よろしく」

適当な言い訳をつけて友達に代返を頼んで

ケータイをそこらへんに放り投げる

ボスッ、ゴトン

着地に失敗

もう一度、クッションの上に載せる

そして少し、トイレにこもる

午前中の3時間を浪費して

自分だけの快楽に耽る準備

ガサゴソと生理用品の袋を漁ると

底のほうから出てくる2つ

ローションと

女性用のアナル器具

純白のシリコンは

私の体液で少し黄ばんで

誰にも見せたことのない

誰にも話したことのない

私だけの

雨の日の秘密

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