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小百合「私の生き甲斐、幸せはお客様に
笑顔で帰ってもらう事なの、その為なら
何だって出来るわ」

奈穂「…」

小百合「でもこれは私の持論で奈穂ちゃ
んは奈穂ちゃんが出来る事を出来る範囲
で頑張ればいいから」

奈穂「…はいっ」

小百合「さっ、お客様が待ってるから戻
りましょう」

奈穂「そうだった、急がなきゃ」

小百合「…」


話しに夢中になっていたが今は仕事中
お客さんを待たせているし
早く戻らないと…


田中「…」

奈穂「お待たせいたしました、お酒です
おつまみも今、用意しますね」

田中「ありがとう」

奈穂「オレンジジュース、こちらに置い
ておきますね」

田中「それは君のだよ」

奈穂「えっ」

田中「ずっと立ちっぱなしで疲れただろ
う、少し休憩したら」

奈穂「ありがとうございます、でも今は
仕事中ですから、お気持ちだけ…」

田中「一緒に飲みながら話したいんだ、
それでもダメかな？」

奈穂「あっ、そういう事なら、お言葉に
甘えて頂きます」

田中「じゃあ、お隣どうぞ」

奈穂「…」