CAさんの秘密のお仕事
第14章 発覚
和真「俺思うよ、子供を利用してまでも
彼を引き止めようとしたって、それだけ
彼が好きだったって事でしょう?」
奈穂「…どうなんでしょう、今となって
はわかりませんけど…」
和真「人を好きになるって素敵な事だよ
例え別れる時がきてもね…」
奈穂「和真さん…」
和真「…」
時計を確認し、深くため息をついた和真
そろそろ出発の時間のようだ
国際線は反対側の為
急がないと
和真「…」
奈穂「時間大丈夫ですか?」
和真「そうだね…」
奈穂「誰か待ってるんですか?」
和真「うん、ある人と待ち合わせしたん
だけど」
奈穂「…」
和真「残念ながらフられたみたい」
奈穂「恋人ですか?」
和真「ううん、俺の片思い、彼女にもし
可能性があるなら来て欲しいって伝えた
んだけど、やっぱりダメだった」
奈穂「…」