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CAさんの秘密のお仕事

第4章 プロ同士



奈穂「…」

廉「どうかした?」

奈穂「練習、するんじゃ…」

廉「キスシーンの練習、なんてね…」

奈穂「…」

廉「ごめん…」

奈穂「別に謝る事は…」

廉「そうだよね、お互いが同意の上なら
最後までしていいんだもんね」

奈穂「それは、まぁ…」

廉「じゃあ最後までしていい?」

奈穂「…っ」


何故、そんな事を聞くのか不思議だった
廉は人気俳優だしお金だってある
性欲処理の相手くらい
いくらでも…


奈穂「…」

廉「ダメかな?」

奈穂「私で、いいんですか…」

廉「えっ?」

奈穂「神沢様は人気俳優でモテるし別に
私に頼まなくても…」

廉「確かに、言い寄ってくる人は多いよ
でもそれはみんな自分の為…」

奈穂「売名とか…」

廉「うん、みんな自分が売れたいからで
俺の気持ちなんて全然…」

奈穂「…」

廉「でも奈穂ちゃんは違うでしょう」

奈穂「私…」

廉「奈穂ちゃんは自分よりお客様の事を
第一に考えてくれるよね」

奈穂「もちろん」

廉「ならいいよね、最後まで…」

奈穂「あ…」


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