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CAさんの秘密のお仕事

第4章 プロ同士



奈穂「申し訳ありませんでした、本当に
私ったら…」

廉「いいよ、気にしてないから」

奈穂「すいません…」

廉「…」


結局、目を覚ましたのは着陸寸前だった
しかも自力で起きたわけではなく
廉に起こされて起きた
恥ずかしい…


奈穂「あの、この事は…」

廉「言わないよ」

奈穂「ありがとうございます!!」

廉「その代わり俺とした事も黙っててね
絶対に…」

奈穂「もちろんです、上からも言われて
ますから安心してください」

廉「ありがとう」

奈穂「本日はご搭乗、誠にありがとうご
ざいました」

廉「…」


芸能人とセックスするなんて一生に一度
あるかないかの出来事だった
廉と会う事はもうない
そう思っていた


小百合「奈穂ちゃん、これっ」

奈穂「これは?」


渡されたのは、お客様の忘れ物だった
ブックカバーがしてあったが
台本のようだった


奈穂「廉さんの忘れ物だ」


基本的にお客様の忘れ物は空港で預かる
今回も空港で預かる予定だが
物が物だけに…


奈穂「台本か…」


どうするか迷ってしまった


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