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どすけべカメラマンに犯されています!

第6章 愛しい恋人だと思い込め。

今日は恋人だからな。
という言葉の下、至れり尽くせりで。

吉原、ベルサイユ、どちらの部屋もしっかり満喫している間に、由奈は再びSNSに写真をアップしてくれていた。

「すげぇ数のいいねが付いてるぞ。フォロワーも恐ろしい勢いで増えてる」

「……っ、本当ですね……!」

「ランジェリーについての問い合わせもだいぶ来てるぞ。明日には返信すること」

「……はい!」

あんなに行き詰まっていたのに……。

由奈の手にかかれば、ここまでスムーズに僕のデザインした物たちがたくさん見てもらえる。

人に頼る、という事に後ろめたさを感じていたけれど。それは、悪い事じゃないのかもしれない。

「さて、と。実は後一部屋取ってある。この最上階、裏ルームって言われてるところがあるんだ。こっち来て」

腕を引かれて付いていくと、そこは何の変哲も無い壁。
の、はずが。
かちり、……と押すとそこは回転扉になっていた。

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