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どすけべカメラマンに犯されています!

第6章 愛しい恋人だと思い込め。

目の前にいる、人の思考すらも奪ってしまうような色気を持つこの人に、めちゃくちゃにされたいと……。

「ぁ……っ、」

恋人繋ぎをして、僕の手の甲にキスを落とす。
キス、と言うよりも……口づけ、そういった方が正しいかもしれない。

そんな風に感じる所作だった。

昨日は、こんな事してくれなかった。

これが恋人として抱く、という事なのかもしれない。
大事に、大事に愛していることを伝えながら身体を重ねる。

「今は、愛しい恋人だと思い込め。その方がヒカリの感性が豊かになるだろ」

「…………」

ちく、と。小さな棘が刺さったような感覚。
嫌な感情。
薄ピンク色の淡い水の中に、一滴の墨汁が垂らされたような……。

「どうした?」

「い、え……なんでも」

「痛かったら痛いって言えよ?セックスはやめねぇけどな」

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