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どすけべカメラマンに犯されています!

第8章 この世は不平等で満ちているのよ。

上品な色合いの一枚板で作られたテーブルの上には、複数の小鉢とメイン、きらきらと艶の良い炊きたての白米にあさりのお味噌汁。

見た目が洋風なヒカリ様の作る手料理は、意外にも和食だった。

けれど、煮物もお漬物も、どれも丁寧に作られたものばかりで。

盛り付け、食器……全てからヒカリ様の料理に対する愛情が伝わってきた。

「っ……食べるのが勿体無いわね」

「えぇ、本当に……。でもせっかくですもの、いただきますわ」

「ふふ、どうぞ」

ヒカリ様の手料理も、もちろんご本人も眼福すぎて。

はぁ、ここは竜宮城かしら……。
こんなにも幸せなら、玉手箱を開けて一瞬でおばあちゃまになってしまっても構わないですわ。

一仕事終えた間宮さんも合流し、四人でテーブルを囲む。

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