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どすけべカメラマンに犯されています!

第9章 コンプレックスが何だって?

ヒカリ様のプロデュースを、間宮さんがしていると聞いた。
ただでさえ、自分の仕事で忙しいはずなのに……何故そこまでするのかしら?

「好きだからよ」

心を読んだかのように、姉様は言った。

「仕事は出来るけど、恋愛方面はてんで駄目ね。不器用すぎるわ」

「間宮さんは……本気で、ヒカリ様を?」

「本気も本気よ。今日だって、仕事の時間を前倒ししてまで早く帰ってきたわ。この調子だと明日には仕上がりそうよって、昨日私が伝えたの」

まさかこんなに早く切り上げてくるとはね。

口の中で小さく呟き、ため息をこぼす。

「けれど、ヒカリ様も間宮さんを好いているように見えますし、そう悲観する必要は無いのでは?」

「言ったでしょ?不器用だって。それに西園寺さんも西園寺さんよ。あの二人は自分の気持ち、伝える気無いわね」

「っぇ?」

「あんなわかりやすく両想いなのに。……まぁ、気づいてないから両片想いね」

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