
どすけべカメラマンに犯されています!
第9章 コンプレックスが何だって?
せっかく一方通行ではないのに、こんなの勿体無さすぎる。
お互いがお互いを想い合っているなんて、奇跡なのに。
「事情がある、のですか?」
「んー、そうね。正確には、まだ伝えるつもりはない、が正しいかしら」
「まだ、伝えるつもりはない……」
「由奈は西園寺さんが大好きだし、絶対に失いたくない。だから確実に仕留められると確信するまで言わないつもりなんでしょ。西園寺さんは……由奈のことが好きだって、恋愛感情があるって気づけてないみたい。長い道のりになりそうね」
恐るべし姉様。
恐るべし読心術。
撮影が終わったのか、一眼レフを覗き込む二人。
あーだこーだ意見を出し合っている様子は、とてもとても仲睦まじくて。
間宮さんに何か言われたらしいヒカリ様は。
見たこともないような、華やぐ笑顔になった。
「うっ……いい意味で目の毒ね。直視できないわ……」
「えぇ、えぇ。あの笑顔は最早この世に存在してはいけないものな気がします……!」
じゅるりとよだれをすすり、直視できないといいながらもガン見しまくる。
穴が空きそうなほど見まくる。
「お二人とも、二日間ありがとうございました。近くに素敵なバーがあるんです。よろしければ、ぜひ」
ヒカリ様からの魅惑のお誘い。
もちろん、二つ返事で了承した。
お互いがお互いを想い合っているなんて、奇跡なのに。
「事情がある、のですか?」
「んー、そうね。正確には、まだ伝えるつもりはない、が正しいかしら」
「まだ、伝えるつもりはない……」
「由奈は西園寺さんが大好きだし、絶対に失いたくない。だから確実に仕留められると確信するまで言わないつもりなんでしょ。西園寺さんは……由奈のことが好きだって、恋愛感情があるって気づけてないみたい。長い道のりになりそうね」
恐るべし姉様。
恐るべし読心術。
撮影が終わったのか、一眼レフを覗き込む二人。
あーだこーだ意見を出し合っている様子は、とてもとても仲睦まじくて。
間宮さんに何か言われたらしいヒカリ様は。
見たこともないような、華やぐ笑顔になった。
「うっ……いい意味で目の毒ね。直視できないわ……」
「えぇ、えぇ。あの笑顔は最早この世に存在してはいけないものな気がします……!」
じゅるりとよだれをすすり、直視できないといいながらもガン見しまくる。
穴が空きそうなほど見まくる。
「お二人とも、二日間ありがとうございました。近くに素敵なバーがあるんです。よろしければ、ぜひ」
ヒカリ様からの魅惑のお誘い。
もちろん、二つ返事で了承した。
