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どすけべカメラマンに犯されています!

第9章 コンプレックスが何だって?

頭をぽんぽんして、覗き込んできて、

「お前もいいものたくさん持ってるのに、それは勿体ねぇよ」

たった一言で、わたくしを立ち直らせてしまった。


……シンプルで飾りっ気のない言葉。

だからこそ、深く、深く響いた。

「ネガティブキャンペーンは今日で終わりな。それ以上うじうじしてたらキノコ生えるぞ」

ヒカリ様が、愛らしく、美しき女神様だとしたら、間宮さんはわたくしにとって、神様のような人ですわ。

わたくしを、本当の意味で救ってくださった、唯一無二の存在。

姉様とはまた違った意味で、大切な人。

「二人とも早く来てちょうだい!素敵なお店を見つけたの!飲み直しよ〜!!」

大切なもう一人が、頬を上気させながら腕を引っ張ってくる。

「美味しそうなものを目の前にすると、我慢がきかないのは……相変わらずですわね」

「やーね。桃だって美人を前にすると盗撮するクセ治らないじゃない」

「心配しなくてもお前らまとめていろいろ重症だよ」

「西園寺さんを前にすると、学校では準備室に連れ込み、街中で見かければ、お持ち帰りしちゃう貴方には言われたくないわよ」

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