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どすけべカメラマンに犯されています!

第10章 こんなんじゃ足りないよな。

僕に強烈なデコピンをお見舞いして、再びお酒を煽る。
これだけ飲んで顔色ひとつ変わらないんだから大したものだ。

「手伝えて嬉しいし、ヒカリがどんどん有名になっていくのも嬉しい。ちなみに酒は趣味だ」

「僕の心を勝手に読まないでください」

「後、礼なら貰ってるから無理に言わなくていい」

貰ってるから、と言う言葉に首を傾げ。
……ぶわあっと全身が熱くなった。

心当たりしかない。

けれどそう言う割には、ずいぶん頻度が減ったように思う。

最近は抱き枕にされる程度で終わることが多い。

前は……毎夜のように辱められていたのに。

「……今回分は、いらないんですか?」

思い返すと、僕はこの時相当酔っていた。
それにしたってこの言葉はどうかしているけれど。

「ずいぶん前借りしてきたけど、今回分は残ってるのか?」

「……残ってることにしてあげます」

向かい合って膝に座ると、由奈の首に腕を回す。

「貴方、お酒臭いですね」

「飲んでるからな」

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