無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

とんでもなくふざけ倒した贈り物が、ここ数日で届いていた。


柔らかく笑うところ、睫毛を伏せて髪をかきあげるところ、紅茶を飲むところ、大好きなパン屋さんで選ぶ後ろ姿、


……露天風呂で、ゆったりしている姿。



ありとあらゆる、ヒカリの写真。
どれもこれも、間違いなく盗撮だ。

それが、大量に送られてきた。

許せないにも程がある。

オレの可愛くて綺麗なヒカリを付け回す、得体の知れない誰か。

「……クソッ……！」

寝転んだまま、悪態をつく。
もしも何かあったらどうする。付け回すだけでは足りず、手を出してきたら。何かあったら。

「ニヤついたりイラついたり忙しいわねぇ」