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どすけべカメラマンに犯されています!

第11章 華にたかるハエは叩き落とすのみよ。

鼻息荒く、でも和装も捨てがたいわね両方やらないとだめね、と勝手に挙式させ勝手にプランを練り出す。
こうなったらもう止まらないのが紫乃だ。
きっと脳内で、お色直しはどうしようかしらとかメイクはどんなものがいいかしらとか、あれやこれや飛び交っているに違いない。

全く緊張感のないやつだ。
こちとらどうしたもんかと熟考していたのに。

何だか力が抜けてしまった。

まぁ、悪い方向のタラレバ思考で疲れてしまっていたのでちょうどいいかもしれない。

「何にしても、西園寺さんの心をきっちり掴むのが先ね。快楽に流されて出た言葉だとしたら意味ないもの」

「痛いところ突くなよ」

「大事なことでしょ」

確かに大事だ。
どれだけ身体を重ねても、一番大事な心を掴めなくては。

「でもそんなに夢中になっちゃうなんて、ふふふ、随分体の相性がいいのね」

「お巡りさんセクハラ親父を捕まえてください」

「貴方が西園寺さんにしてることに比べれば可愛いもんでしょうよ」

酔っ払ってホヤホヤしてるヒカリを抱き寄せ、外で服を剥ぎ、身体中いじり回し、際どすぎるところにキスマークを付けまくり、声が枯れる程喘ぐようなことをした。
この分だと明日はまともに歩けないだろう。

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