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どすけべカメラマンに犯されています!

第12章 きもちいこと、したいです。

パーティには学校関係者以外も出席可能な為、誰もが知っている女優やアイドルが多く参加していたが、その中でもダントツ。
パーティにこれといったドレスコードは無いが、パートナー同士の世界観を一致させることだけが唯一のルールだ。
そんな訳でオレはヒカリに合わせて黒基調のスーツを新調した。
細部まで拘り抜かれたドレススーツの横に立つには、使い古しのスーツじゃ釣り合わない。

「はぁ……こんな不特定多数が参加するパーティで……」

「心配するな、一番華があるぞ」

「っ、そういう問題じゃないんです」

ヒカリの腰を抱き、リードする。

ローファーだから転ぶ事は無いだろうが、まぁこれは役得って事で許されるだろ。

内心にやつきながら公開セクハラをする。

周囲からの視線を存分に浴びながらも、堂々とヒカリといちゃつけるのは最高だと思った。

はは、どうだ羨ましいだろう。
誰にも譲りやしねぇよ。

「うぅ……恥ずかしいです……メイクまでされちゃいました」

「何言ってんだ。下地と眉毛だけだろ」

「……そ、れに、由奈先生とパーティに参加したかった子達、沢山いるんですから。僕、刺されそうで怖いです」

「そっくり返してやるよ。まぁ、それで刺されるならオレは本望だ。ほら、飲もうぜ乾杯」

ウェイトレスからシャンパンを受け取り、ヒカリに持たせてグラスを合わせる。
フルーティで爽やか。口当たりが良くいくらでも飲めそうだ。

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