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どすけべカメラマンに犯されています!

第12章 きもちいこと、したいです。

「は〜〜さすが、こりゃ上物だな。いい記念になりそうだ」

「講師として出入りするのはこれで最後なんですもんね?」

「あぁ。本職に戻る」

本来はカメラがオレの本職。
講師として指導する気なんて、最初はサラサラ無かった。が、まぁいろいろあり、腐れ縁の紫乃のせいでセンセイと呼ばれる立場になってしまった。

今となっては感謝感激あめあられだ。

こうならなければ、ヒカリとは出会えなかった。

「なかなか会えなくなるの、寂しいです」

「人間本当に縁があれば、また会えるだろ」

仕事関係で少し日本を離れる。
その後にでもヒカリを落とそう大作戦決行だ。

「そんな風に言ってもらえるなんて、先生嬉しいぞ」

ちゅ、と頬にキスを落とす。

「っぶは、ちょっ、っ……」

口に含んでいたシャンパンをものの見事に吹き出し、グラスに少し残っていた分をテーブルクロスに掛けてしまう。

「おー、粗相してら」

「っ……!誰のせいですか!」

「悪りぃな。お絞りと新しいシャンパンもらってくる」

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