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どすけべカメラマンに犯されています!

第2章 オレが信じてやるから、実質無敵だ。

乗せられて変に納得してしまって、撮ってもらっている訳だけれど。

「視線こっち」

「っ……由奈、」

「こっち」

「……はい」


鬼だ。
鬼がいる……!

真剣な視線は刺さるようだ。
少し恐怖を覚える程に……。

「やれば出来るじゃねぇか。いいもん持ってんだから惜しみなく発揮しろ」

「って言われても……被写体になるのは初めてなので」

「嘘だろ?カメラマン目指してる学科の奴らからモデルになってくれって散々言われてたじゃねぇか」

「断っていましたので……」

恥ずかしいし、モデル志望ではないから……。
何度か話は頂いていたけれど、全て断っていた。

こうしてやりとりをしている間も由奈はシャッターを切っていく。

「そうか、じゃあヒカリのハジメテはオレが奪っちゃった訳か」

「っ、言い回しが良くないです」

「処女も奪っちゃったけどな」

「……!由奈!」

なんて事を……!
やっぱりこの人は、とんでもないどすけべだ。

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