無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「はは、目立ってるのはヒカリだろ」

「えっ……？やっぱり無理がありますよね……どうしよう、女装なんてして気持ち悪いと思われてるかもと思うと……」

そわそわしてきた。
随分大きい女性だな、あれ、よく見たら男……？
そういう人なのかな？気持ち悪いな、という具合に。

「ぶっ……！くくく……そこじゃねぇよ。鏡見ただろ？どこをどう見ても綺麗で美しくてスタイルが良い女性にしか見えない。もしオレが街中でお前を見かけたら女神かと思うレベルだから安心しろ」

ちょっと何を言われているか分からないが、ひとまず僕が心配している事は気にしなくて良いみたいだ。
けど、女性物の下着を着用して、女装して外に出る、という状況自体がなかなかハード。

僕にそのような趣味はない。

どんなマニアックプレイかと思う。

「……由奈は、こんな状態の僕と一緒にいるの……恥ずかしくないんですか？」

万が一周囲の人にバレてしまったら、由奈も変態扱いだ。どう考えても良い状況ではない。