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どすけべカメラマンに犯されています!

第3章 ヒカリはオレにどうして欲しい?

当たり前のように手を繋ぎ、店を出る。

外からちらちら感じていた視線を直に感じてそわそわしてしまう。

店内であれだけの事をしていたんだ、注目の的になるのは当然で。

「ぁ、あの、由奈……」

「気にするな。それとも何だ?またキスでもするか」

「しっ、しっ、しません……!」

落ち着きのない僕とは対照的に、余裕すら見せる。
その余裕を少しでも分けて欲しい。

この状況でこの態度をとれる図太さに感心する。

「そうだな。キスもその先も、また後で……二人になるまで取っておこう」

もう……諦めよう。
この人は生まれついての変態なんだ。

改善の余地は無いんだ。

いちいち赤面してたらゆでダコになってしまう。
人を変えるのは難しい、僕がいちいち反応しないように免疫をつけていくしか無い。

「あっ、またひでぇ事考えてるな」

「自覚はあるんですね」

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