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どすけべカメラマンに犯されています!

第4章 先生は、僕の特別です(短編)

「……よく恥ずかしげもなく言えますね」

「事実だからな。それに今はゲーム中だ、照れてもらわないと困る」

勝って、お願いを一つ聞いてもらうのが狙いだ。
ここで負ける訳にはいかない。

「……あまり喋ろうとしない僕にここまで辛抱強く付き合ってくれたのは、先生が初めてです。どうしてですか?」

「オレは好きな奴にはしつこいタチなんだよ」

なんだかんだ言いながら照れる様子のないヒカリ。

勝利条件は、照れ笑いを引き出すか、照れて視線を逸らさせるか。

このままだと、オレが視線を逸らして終わりそうな気がする。

そもそもヒカリは存在自体が罪というか、見ているだけで気持ちを持っていかれてしまう。

なのに視線を逸らさないとか、照れないとか、このゲームは圧倒的にオレに分が悪い。
まぁ、自分で決めたルールだけどな。

……ラッキーすけべできるだけいいか。

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