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どすけべカメラマンに犯されています!

第4章 先生は、僕の特別です(短編)

こうなると俄然意地悪がしたくなってくるのがオレだ。

「どうした、ほら。もっと聞いてよ、オレの気持ち」

椅子の上に体操座りしてその間にヒカリを挟み込み、不安定にならないように抱き寄せ直す。

近すぎて無理矢理視線は合わせられないけれど、しっかり密着してしまっているこの状況は、かなり恥ずかしい。

「僕……もう無理です」

「オレが好きなのはヒカリの頑張り屋さんなところ。誰も見てないところで努力してる。そういう所が愛しくてたまらない」

「……っ……も、もうっ……僕……」

「照れ屋なところも可愛いな」

「〜〜〜〜……!!」

「悪ぃけど、ヒカリが可愛すぎて今のオレは一時的にボキャブラリーが少ない。要は脳みそが使い物にならなくなってる。だから可愛いと愛しいと愛してるしか言えない」

どんなだって?
昇天しそうなのをこらえてるだけ良しとしてくれ。

照れまくってもう無理ですぅ、って言ってるの最高に可愛いんだよ。

「ヒカリ可愛い。可愛すぎて先生しんどい」

「っ……ぼ、くの……負けでいいですから、もう、やめてください……恥ずかしい……」

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