まだ見ぬ世界へ
第6章 俺の名は
【?side】
「おーい、ご飯できたぞ」
『はーい、ありがとうございます』
ソファーから立ち上り、パタパタとこっち走ってくる。
『うわぁ、美味しそう』
並んだ刺身に子どものように目を輝かせる。
男の作る料理のレパートリーなんて数種類。
その上、魚を釣ってくることが多いからメニューが偏る。
それでも毎回、こうやって喜んでくれる。
『いっただきまーす』
パチンと手を合わせると、並んだ料理をどんどん口に運んでいく。
「そんな慌てて食わなくてもいーぞ」
ハムスターみたいに頬張る姿は可愛いとしか表現しようがない。
そしてその姿を見て、ふと翔くんの顔が浮かんだ。
今日、なんか進展してるといいな。
ニノと松潤がなにか企んでいた雰囲気だったし……
けど俺からしてみれば、2人が世話を焼く立場かって話だけどね。
翔くんと相葉ちゃん、ニノと松潤、俺から見てばお互いに『好きだ』って気持ちがバレバレなんだよね。
まぁ当人たちにしてみれば、相手が同じ気持ちだなんてこれっぽっちも思ってないもんな。
『あー、また誰かの事……考えてますね?』
今度は空気で頬を膨らまし、拗ねて見せる。
「メンバーのことだって……ダメか?」
『もー、いつも一緒に過ごしてるんだから離れた時くらい忘れてください!』
こうやって嫉妬するのがわかっているから本当の事を伝えた。
でもこんな可愛い姿を見れんのは最後かな?
「ようやくニノと松潤がくっついたの。で、たぶん今日辺りに翔くんと相葉ちゃんもうまくいくんじゃないかな」
『えっ!ホントですか!』
パーッと表情が明るく笑顔になった。
『これで一先ず安心。でもまだまだ智さんを狙う人はいるから気を付けなきゃ!』
気合いを入れ直し、またご飯を食べ進める。
そんなにたくさん食べて強くならなくてもいいよ?
「大丈夫、俺は侑李しか見てねーから」
さて、俺も明日……伝えるか。
侑李と付き合ってるって。
ふふっ、アイツらが驚くのが楽しみだ。
先輩風吹かしてやるぞ。
【all end】
「おーい、ご飯できたぞ」
『はーい、ありがとうございます』
ソファーから立ち上り、パタパタとこっち走ってくる。
『うわぁ、美味しそう』
並んだ刺身に子どものように目を輝かせる。
男の作る料理のレパートリーなんて数種類。
その上、魚を釣ってくることが多いからメニューが偏る。
それでも毎回、こうやって喜んでくれる。
『いっただきまーす』
パチンと手を合わせると、並んだ料理をどんどん口に運んでいく。
「そんな慌てて食わなくてもいーぞ」
ハムスターみたいに頬張る姿は可愛いとしか表現しようがない。
そしてその姿を見て、ふと翔くんの顔が浮かんだ。
今日、なんか進展してるといいな。
ニノと松潤がなにか企んでいた雰囲気だったし……
けど俺からしてみれば、2人が世話を焼く立場かって話だけどね。
翔くんと相葉ちゃん、ニノと松潤、俺から見てばお互いに『好きだ』って気持ちがバレバレなんだよね。
まぁ当人たちにしてみれば、相手が同じ気持ちだなんてこれっぽっちも思ってないもんな。
『あー、また誰かの事……考えてますね?』
今度は空気で頬を膨らまし、拗ねて見せる。
「メンバーのことだって……ダメか?」
『もー、いつも一緒に過ごしてるんだから離れた時くらい忘れてください!』
こうやって嫉妬するのがわかっているから本当の事を伝えた。
でもこんな可愛い姿を見れんのは最後かな?
「ようやくニノと松潤がくっついたの。で、たぶん今日辺りに翔くんと相葉ちゃんもうまくいくんじゃないかな」
『えっ!ホントですか!』
パーッと表情が明るく笑顔になった。
『これで一先ず安心。でもまだまだ智さんを狙う人はいるから気を付けなきゃ!』
気合いを入れ直し、またご飯を食べ進める。
そんなにたくさん食べて強くならなくてもいいよ?
「大丈夫、俺は侑李しか見てねーから」
さて、俺も明日……伝えるか。
侑李と付き合ってるって。
ふふっ、アイツらが驚くのが楽しみだ。
先輩風吹かしてやるぞ。
【all end】