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友達のままがいい

第4章 (過去)高校生

上から私を覗き込み顔を近づけてくる慶介に、甘いキスをされると思い瞳を閉じた。
だけど、慶介が私にしたキスは荒々しかった。
両手で頭を固定され、強引に舌を絡められ息もできないほど激しく貪られる。
片手をはずし痛いほど胸を鷲掴みされ、快感とは程遠く恐怖しか感じられない。
正直怖いと思って必死で抵抗した。
しかし男の力に勝てるわけもなく、私の両手は慶介の手によって頭の上で拘束されて抵抗できなくなった。

「…お願い…やめて…」

泣いてお願いしても今の彼の耳には届かない。
それよりも慶介の行動はエスカレートしていき、もう恐怖でしかない。
最初は優しく舌で転がしていた乳首も、私の懇願と共に激しくなる。
甘噛みが徐々に力が入り痛みに変わる。

「…っ痛…もう…やだ……誰か…助けて…」

力なくつぶやいたその言葉に慶介の動きが止まり、顔を上げて私を見つる慶介は自嘲気味に笑う。

「あいつに助けにきてもらいたんだ」

「…っちが…う」

「違わないよね…?楽しそうに話してたよ、僕が来たのも気が付かないくらいにね…彼女と別れたって言うし…もう僕は用済み?」

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