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とにかく書いてみようじゃないか

第1章 とにかく書いてみようじゃないか。

【よじ登れ、ラブシーンの壁】


 僕の作品に無いシーン、はい、ラブシーンですな。

 まあ、軽いのも濃厚なものもなく、それそのものが無いと言うか……。


 若い女性(または男性)が、思いを寄せる異性に心ときめかせて、告白するまでのドラマ……みたいなもん、書いたことない。

 きゅんきゅんするような流れもない。

 書くのが照れ臭いとか、恥ずかしいとかじゃなく、おっさんが書くトキメキストーリー、気持ち悪くないか?

 そんな風に思っちゃう。

 いや、他のおっさん作家が、書いてるのが気持ち悪いってわけじゃなく、自分が書くと、自分が気持ち悪い……てなるんすよ。

 なら、なんで官能が書けるんや……て話だが、官能は本能丸出しで書いてますから(よう言えたなっ!)

 まあ、官能と恋愛は別のものと考えてますから。

 で、若いころ、やっぱり失恋したのが、すぐ頭に浮かぶから、ストーリーになるような恋愛が書けないんすよね。

 まあ、無理に書くことはないんですが、物語の流れ上、必要になるパターンもありじゃないかな。メインじゃなく、ちょっとしたこと、小さなシーンでいいから書いてみたいってのもあります。

 やっぱり、みなさんは経験から書きます?

 妄想?

 妄想、まあ、理想的な恋愛を描くこともありますわな。

 理想的かぁ……例えば、約30年ぶりに集まった中学校の同窓会、そこに見違えるほど色気を出した、当時あまり目立たなかった根暗な女子が、本当は自分のことが好きだったと言い出して……。しかも、昨年、離婚したばかりで……(いや、官能の入口っ!!)

 失礼いたしました。

 やっぱり、プチシーンでも、読んでる方が癒されるような、きゅんとなるようなのも、ちょっとでいいから書けるようになってみたいもんです。

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