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つかず、離れず

第3章 w6ite

僕はテレビを見ながら智くんに言ったことを考えてた前にも同じ状況があったんだけど
その時はさっきのとは逆で
さっきの智くんが僕で、僕が智くん
だから僕も言ったけど(何がわかんの?)智くんにも言われたんだよね
そんなことも忘れて自分が言われたら弱っちゃうなんて…
僕は智くんに言われた時すごくショックだったよ
俺もそれを根に持ってやり返したのは大人気ないけど、ちょっと僕の気持ちもわかって欲しいな
そうしてたら智くんがリビングにやってきた。
目を腫らして下向いてる
泣いてたんだ笑
智くんはリビングの隅にある
ハンモックチェアに座り窓の外を見ている
翔「……」 智「……」


翔「……」 智「……」


翔「……」 智「……」

どちらも話しかけず気まずい空気が続く。


翔「………」 智「………」



翔「………」 智「………」

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